2019年12月6日4 分

インチャ癒しがうまくいかないケース

最終更新: 2021年9月9日

こんにちは! 札幌市清田区で「心のカウンセリング付バイオリン教室」と「インナーチャイルドセラピー」を始めとしたカウンセリング&セッションを行っている【碧い森】のaoiです。

【注※この記事は2019年に書いたものですが、現在のセラピー内容と異なるため、このようなケースは殆ど出ていません】

インチャ癒しがうまくいかない・・・。

という人がいます。

うまくいかない理由は?と言うと…

①幼い頃の自分と向き合おうと思うのだが、その行為自体が、「なんだか気恥ずかしい」

②インチャに要望を聞いても、答えてくれない

うんうん、わかります。。実は私もそうだったのです…。

なにしろ、セラピストになろうと思ったとき、「自分にはインチャなんかいない」と

思っていましたから(笑)。

自分にはいないけど、人のは気になるし、どうにかしてあげたい。

その時は大真面目にそう思っていたのです。

なのに養成校に入った時、最初に学長は私たちに向かってこう言ったのです。

「君たちは、インチャがたくさんいて苦しいから、この学校に来たんだろう?」

ちょっとーー、勝手にインチャがたくさんいるなんて決めつけないで!

私にはいません! いないけど、セラピストになりたいんです!!

と叫びたい気持ちでしたが、今では自分はインチャまみれだと自覚しております。。。

さて、

インチャとうまく関われない方

どんな人に多いか、考えてみました。

①インチャとの関りを持ちたくない。

つまり、自分の駄目なところを振り返ったり、認めることを拒んでいる

②理性が勝ちすぎて、理屈、つまり頭で考えすぎて自分自身(潜在意識)との繋がりが薄い

それだけ重症

それだけ縛りがある

ということ。

それでも、セラピーを受けよう、と思うのは

どこかで「…頼む…どうにかしてくれ」と言っている魂の叫びが

遠くでぼんやり聞こえているのを、「何となく」察しているのでしょう。

ええ、私のように・・・。

しかし、いざセラピーとなると

今までの「自分の弱みは他人に見せない」癖が出てしまう。

「ダメな自分なんてなかった」ように振舞う癖がでてしまう。

そして、肝心なインチャ誕生の場面(心が傷を負った出来事)など秘密の小部屋に閉じ込め何もなかったことにして

誰かに知られてもメンツがつぶれない程度の話しかしなかったりする。

一歩進んで、そうした辛い出来事を話したとしても、「それであなたはどう思った?」

と聞かれると、再びいつもの「平気なふり」と「プライド」が出てきて

「いえ、別に。。ふーん、そうかと、思ったぐらいです」

とか言ってしまう。

いや、、、実際、あながちそれは嘘ではないのかもしれない。

意識の上澄みみたいなところでは、そうなのかもしれない。

つまり、ガードが凄すぎて

自分が傷ついた、など、認めないし認められないのだと思う。

つまり、それだけ、深く傷ついた自分がいる、ということ。

プライドが高いということは、つまりは

ズタズタにプライドを傷つけられた過去がある、ということなのだが

「この私が? そんなこと何とも思っていませんよ。思うわけないでしょ。別に平気ですから、気にしません。ショック? なわけないじゃないですか」

自分はヘタレじゃないし、ダメじゃない。 良いですか? 

誤解されているようなので繰り返しますよ、

私はダメな奴じゃない!

これがプライド。

でも、、そんなズタズタに傷つくような辛いことなんかなかったよなぁ、、、?

と思うかもしれない

人間、一番つらいのは、愛されない、ということ。

愛されなかった自分は価値がない、と思い

愛されるためにたくさんの努力や我慢をしてきた

強くなって偉くなって、褒められてすごいと言われて、

一目置かれて愛されようと頑張った。

でもこんなに頑張ったのに、我慢したのに、望んだ愛は手に入らなかった…。

いつしか、強がってる自分が本当の自分のように錯覚し

いつしか、本当の自分を忘れた。

キャラクターを変えて別人格(仮面)を演じて

演じてた方が本当の自分のようになっている。

自分を偽りすぎたがために、インチャがわからない。

だって、インチャの存在を自分で認めていないから。

傷ついたことを認めていないから。

仮面は自分を守るためにつけたのです。

これ以上傷つくのは耐えられないから、本心を隠してくれる仮面を付けた。

これで動揺しているのも、悲しんでいるのも知られないで済むからと。

どんどん上手になりました。

じぶんの本心を隠すのが。

まずは、仮面をつけていることの自覚から、始めましょうか。

    520
    1